国土交通省 運輸安全委員会による「経過報告」の公表について
平素は千鳥観光汽船をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
本日(2026年10月1日)、国土交通省 運輸安全委員会(JTSB)のWebサイトにおきまして、2025年10月5日に発生いたしました当社遊覧船「ちどり」の沼津港岸壁衝突事故に関する「経過報告」(運輸安全委員会設置法第25条第4項に基づく公表)が公開されました。
本事故により、お怪我をされた乗船客の皆様をはじめとして、ご家族の皆様、ならびに地域の皆様をはじめ関係各所の皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、改めて心より深くお詫び申し上げます。
当社は、本日公表された経過報告の内容を厳粛かつ真摯に受け止め、以下の通り当社の対応姿勢と今後の取り組みについてご報告申し上げます。
1. 運輸安全委員会(JTSB)による調査への協力について
当社は、事故発生直後より原因究明に向けた運輸安全委員会の調査に対して全面的に協力してまいりました。今回の公表は、事故発生から1年以内に最終的な調査報告書の作成が困難と見込まれる際に行われる中間的な経過報告となりますが、当社は今後の最終報告書とりまとめに向けましても、引き続き誠心誠意、全面的に調査に協力してまいります。
2. 安全管理体制の再構築および再発防止策の実施状況について
当社は、中部運輸局からの「輸送の安全確保に関する命令」を厳粛に受け止め、提出いたしました「改善措置報告書」に基づき、二度とこのような事故を起こさないための安全管理体制の再構築および各種再発防止策を実行・定着させております。
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ハード面(設備・システム)の強化:
株式会社レゾナント・システムズとの共同開発による「GPS連動型速度超過警告システム」および「非常ボタン連動・緊急一斉放送システム」を導入し、港内速度管理の徹底と緊急時アナウンスの自動化を図っております。また、船内ドライブレコーダー(シーレコーダー)の設置を完了いたしました。
プレスリリース
(株)千鳥観光汽船:路線バス・鉄道の安全思想を海へ。レゾナント・システムズと千鳥観光汽船、小型旅客船の「安全DXモデル」を共同構築
(株)レゾナント・システムズ:千鳥観光汽船とレゾナント・システムズ 小型旅客船向け安全DXシステムを共同開発 -
ソフト面(教育・管理体制)の強化:
東京海上日動火災保険株式会社の協力のもと、アイトラッキング(視線解析)技術を活用した操船技能の可視化・伝承を実施しております。
また、運航船(第一伊豆丸)においては安全最優先の観点から法定定員を大幅に減らした「45名制限」での運航を徹底し、親会社およびグループ船舶会社による定期外部監査を実施しております。
3. 被害者様への民事上の補償および今後の対応について
今回の調査の経過報告にかかわらず、当社は本件事故により被害を受けられたお客様への対応が重要な責務であると認識しております。
今後とも被害に遭われたお客様に対し、代理人弁護士および保険会社と連携のうえ、誠実かつ適切な補償手続きと親身な対応を継続してまいります。
当社は、全社一丸となって「安全最優先」の事業運営を徹頭徹尾行い、地域の皆様およびご利用いただくお客様からの信頼回復に全力で努めてまいります。
以上
令和8年(2026年)10月1日
株式会社 千鳥観光汽船
代表取締役 後藤 武彦